高級ポケットウオッチのナンバーワン
アエロ社は代々一流の時計職人であったクレヴァジェ家の伝統と技術を引き継いだマキシム クレヴァジェ氏によって1910年スイス ジャンヴィエに設立されました。現在はその二男であるジョルジュを経て、斯界(しかい)のベテランであるデニスボルツリが社長になり、スイスでは数少ない高級ポケットウオッチのナンバーワンに位置しています。
その特徴は先達より受継がれたヨーロッパ古来の”打ち出し技術”や、一流の職人による”彫刻技術”やをを用いたハンドメイドの暖かさに尽きます。
日本におきましても専用メーカーならではの豊富なバリエーション、またハンドメーカーならではの精密なメカニズムと、どこか懐かしさ漂う美しいフォルムを持つ逸品として50余年もの間多くの人々に愛されています。



【輪島塗】
現存する最古の輪島塗は河井町にある「重蔵権現本殿の朱塗扉」で、室町時代の大永4(1524)年の作といわれています。
漆器の技法そのものは縄文時代にまでさかのぼることができ、創意を重ね、技を磨き、つねに進化と深化を続けてきたのです。
例えば、「輪島地の粉」の発見。これは珪藻土の一種類を焼いて粉末にしたもので、漆に混ぜることで頑丈な下地がつくれるようになりました。弱くなりがちなところに布をかぶせる「布着せ」という手法も生みだされました。こうして、輪島塗ならではの「優美さと堅牢さ」を支える、本堅地法とよばれる工法が完成したのです。江戸時代に入り、享保年間には沈金の技術が確立。さらに文化文政の頃には蒔絵の技術が伝わり、「暮らしの中で使う道具であると同時に、ひとつの芸術でもある」という輪島塗ならではの価値が確立されてきました。


蒔絵】
『蒔絵』の歴史は遥か遠く、飛鳥の時代にまでさかのぼり、正倉院御物「金銀細荘唐大刀」等にその証が現存する日本古来の技法です。
漆の地に金・銀・スズ粉・色粉等を蒔きつけて仕上げる漆工芸加飾法『蒔絵』は、平安時代の室内調度品や寺院内部の装飾として重きをなし、今日に至る礎を築きました。そして室町中期には、基本技法のほとんどが完成したといわれています。


漆は欧米ではJapanと呼ばれ、文字通り日本を代表する伝統工芸品のひとつです。
漆器は日本人の美意識やものづくりの粋が集約された芸術品としてヨーロッパの人々を魅了し、「Made in Japan」の素晴らしさが初めて認められた証と言えるでしょう。
大切にお使いいただく懐中時計に、時計としての性能はもちろんのこと、世界に誇るこの素晴らしい伝統技術を用いて、身につけてお楽しみいただける芸術品としてお届けしたいと考え、国指定無形文化財である美しい蒔絵を施すことにいたしました。

田村一舟 松木大輔 辻 和寿 田中貴司
アエロ社の創業100周年を記念し、時計製造技術を駆使した18金製の懐中時計を特別に製作しましたアエロ社の時計製造技術を駆使した18金製懐中時計を特別に製作しました。その18金製懐中時計に、国の重要無形文化財の指定を受けている輪島塗の加飾技法で、蒔絵と沈金の優れた技術に注目して、輪島の蒔絵師や沈金師、日展・伝統工芸展の中央展常連作家に模様の制作依頼をして仕上げた作品です。素材は琥珀・象牙・鼈甲・白蝶貝・黒蝶貝等を用いております。

スイスの精密な時計製作技法と日本の伝統工芸「輪島塗の蒔絵と沈金」の技術で有名作家に製作依頼し仕上げた特別な価値の有る懐中時計です。この作品はスイス アエロ社製の18金懐中時計に蒔絵を施したもので、大変貴重で珍しい非常に価値ある作品(18金懐中時計)です。
あなたの人生を語る伴侶として末永くご愛顧頂けます価値のある逸品です。 飛鳥時代の正倉院御物等にもさかのぼる技法とデザインを末永くお楽しみ下さい。

伝統工芸士・蒔絵
【略歴】
平成  元年 伝統工芸士 熊野貞久氏に師事
平成  五年 技術習得年期明ける
平成  九年 独立
平成十五年 伝統工芸士(経済産業大臣指定 第505738号)認定
第二十五回 石川県伝統産業技術奨励賞表彰
第三十九回 新院展 新人賞 受賞  新院展 他 入選4回
第 七  回 兼六園大茶会工芸作品展 奨励賞受賞
第 十  回 兼六園大茶会工芸作品展 北國新聞社長賞受賞
第 十二 回 兼六園大茶会工芸作品展 奨励賞受賞入選3回  他 入選4回
漆芸・蒔絵
【略歴】
多摩美術大学 卒
一后一兆氏に師事
石川県立輪島漆工芸技術研修所卒
日展入選17回
日本現代工芸美術展 昭和五十四年 初入選以後連続入選
             昭和六十年 工芸賞受賞、平成十二年 本会員賞受賞 平成十八年 審査委員
石川県現代美術展 委嘱
             昭和五十七年 次賞受賞、昭和五十八年 最高賞受賞
             昭和六十一年 佳作賞受賞、平成十九年 委嘱賞受賞
             審査委員3回
漆芸・蒔絵
【略歴】
昭和五十年   沈金師 古今●●氏に師事
昭和五十三年  石川県立輪島漆工芸技術研修所卒
昭和五十五年〜 独学で蒔絵技術の習得に励み現在に至る
漆芸・蒔絵
【略歴】
1957年(昭和32年)生まれ。
石川県金沢市在住。清瀬一光氏に師事。
金沢に伝わる伝統蒔絵「加賀蒔絵」を習得後、世界に類を見ない独自の細密蒔絵技法を生み出しました。漆器のみならず、加賀蒔絵をあしらった高級万年室や腕時計を発表、その極め緻密な技術による精緻な美しさが、世界的に高い評価を受けています。
※2009年 テレビ東京「世界を変える100人の日本人!JAPAN☆ALLSTARS」で、「漆と金の魔術師」として取り上げられました。

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